マーミット リアルソフビキット アンギラス二代目
リアルソフビキット アンギラス二代目です。
ひたすらゴジラの相棒として脇役に徹してきた二代目アンギラス、鼻先の角と背中にはえた無数のトゲや頭のトゲ、尻尾のトゲ、はたまた前足にも小さいトゲ、かかとにも!それらのトゲが特徴の刺々しい奴!でも顔は精悍で格好いい中にかわいらしさもあり、いい顔です。
造形的にも単調さが無く見るアングルによっていろんな表情を見せてくれます。
あと体表にびっしりと鱗のようなディテール、一代目とともに原型師に敬遠され続けながらも一代目よりさらにキット化に得まれにくかった可哀想な二代目アンギラス、かと言って、同情心で作るのではありません。
仕事だから作りたくて作るのですって、あれっなんか変?とにかく、その依頼がマーミットさんから来たときに思ったのは、「えーっ、もうそんな大物(ある意味、幹部クラスか?)やっていいの?」でした

原型制作中、なんと言ってもやはり背中のたくさんのトゲが鬼門でした。
粘土原型のあと型をとり、そこにワックスを流してワックス原型にするんですが、背中のトゲが抜けません。
いろいろ試行錯誤しながら徹夜で終わらしたのを思い出しました。
原型も何種類かのトゲをつくり型を取り、レジンを流して複製しました。
ただまっすぐなトゲなら良かったのですが、曲がっててしかも内側がへこんでいるのです

下にパーツ割りの画像(粘土原型時)と原型の画像を貼ります。
ポーズ的には最初前足は地面につき普通の四つ足ポーズでしたが、うちの社長に「御免なさいポーズ」などと言われ続けてたので、左前足を上げたいい写真があったので、今のポーズになりました。やはり見上げのアンクルが格好いいポーズですね。おかげでもう「御免なさいポーズ」などと言われ原型を作る気力が失せることもなくなりました

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